「ゆ、祐巳さまはまた…… それはロシアの民芸品で、全く何の関係もありません」「へぇ、そうなんだ。 なぁんだ関係ないんだ」 x x x x「………… 単なる熊のぬいぐるみです」「ふ〜ん」 x x x x「………… それ饅頭……」「あれ? 何か元気ないね?」 x x x x「―― いいえ、むしろ祐巳さまがそうなられます。 これから……」「え? それってどう言う――」