「うわ、何してるのよ」
「ちょうどいいわ、令ちゃんも手伝って」
「だから何なのよ。あ、菜々ちゃん、ごきげんよう」
「ごきげんよう。令さま」
「こんどマリア祭があるでしょ。普通じゃつまらないから、この子たちをかけていこうかと思うのよ」
「うーん」
「どうされました?」
「こう、片目をつぶらせたほうがよくないかな」
「それよ。かわいいじゃない」
「さすがです。令さま」
「うふふ。さ、どんどん、作っちゃおう」
「「おー」」
「却下です」
「何でよ。かわいいじゃない」
「かわいいは別に正義じゃないです。学校行事で何してるんですか」
結局、大量のすすわたりは館につるされる事となった。
「古い建物だとよく似合いますから、これはこれでOKですね」