【444】 ワケが違う悪夢  (くま一号 2005-08-30 00:26:13)


「瞳子ちゃん、瞳子ちゃん。みんなSSリンクとかに登録を始めて盛り上がってるわねー。」
「そうですわ祐巳さま。今日の投稿ってみなさん気合い入ってますわねえ。クオリティ高いですわ。」
「だれかひとり妙に技術話にもちこんだやつを除いて。」
「それは言わない約束なのですわ。」
「私たちも登録してみようかしら。」
「祐巳さま、それ、ちょっと待ってくださいな。」

「どうして? 瞳子ちゃん。」
「あの・・・・・・この掲示板ができたころ、柊さまが言ってらしたSSリンク登録の柊自己基準がありましたでしょう。」
「あ。あの、萌えた、笑った、感動だの合計が」
「30以上。」

「うきゃああああ。それって、私たちにはむりよきっと。今まで30越えたのなんてないでしょ。」
「まあその、おのれに厳しい柊さまの自己基準ではあるのですけれども。」
「で、くまの30越え、あるのないの?」
「いえ・・・・・あることは・・・あるんですけど。」
「いくつ?」
「・・・・・・・・・ひとつ。」
「あ、そう。」

「それで、どれなのよ。え。言ってみなさいってのよ、瞳子ちゃん。」
「キレないでくださいませんか祐巳さま。江利子さまがクマをぽかぽかするシリアス編No.52が感動票集めて、かろうじて30越えてます。その一個だけです。いっこだけ。」
「1/37かあ。数で稼いできたのがたたったわね、瞳子ちゃん。くまだけにクマネタしか書けない。」
「笑えませんっ。ぐーでボディーブローいれますわよ。」
「ちょきでボディーブローってあんまり聞いたことないわよ。」
「ですから、そういう問題じゃなくて。」

「で、登録するのしないのっ。」
「(真美さまに妹にするのしないの、って言われてた頃が花だったなあ。)」
「なにたそがれてるのよ、瞳子ちゃん。」
「ですから、その・・・・・・いっこだけ、登録、しますか?」
「そのくらいがくま相応ね。」
「うん。」


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