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これが最終回
「さあ! 泣いても笑ってもHP放ったらかしてでも最終回なのですわ!」
「だめじゃんそれじゃあ…1ヶ月くらい放ったらかしだったよね」
「しようがないのですわ、書き上げた1/3を削除してこれから書き直す予定なのですから……」
「大して変わらないんだからいいんじゃないのかな〜」
「だめですわよ! だいたい乃梨子さんの台詞のタイミングを調整するんですのよ? もうちょっと早くあの台詞を言っていただければ、今頃このがちゃがちゃSS掲示板上で宣伝も出来たでしょうに」
「ってか私の責任なの? なんか納得いかないな〜」
「まあそれはさておき、最後の舞台はここ、生物室ですわ…」
「いや…もうわかったから。 帰っていい?」
「ダメですわ。 あ、ひょっとして乃梨子さん、グロい系がダメ…」
「それでいいから帰っていい?」
「そんな訳ありませんわよねぇ〜、以前かかわった交差点は人間がパーツで浮かんでいたと仰っていましたわよね」
「…ちっ、覚えてたか…」
「だいたいそれでは『六個しかないのが七番目の不思議』と言うコメントと同じではありませんか」
「それでいいじゃない……だいたい6個や7個じゃすまないんだから」
「そんなにあるんですの? まあいいですわ。 さあ〜、それでは行っきますわよ〜〜」
「考え無しに開けてま〜…」
「ひ、ひぃぃやぁあああああ〜〜〜〜〜!? が、が、骸骨が〜〜〜〜た、タップダンス踊ってますわ〜〜〜! こ、こっちでは人体模型さん1号と2号が消毒用エタノールで酒盛りしてます〜〜〜! お造りはホルマリン標本ですの?! そういえば幾つか無くなっていると聞いたことが……って、乃梨子さん! 座禅組んで自分の所だけ結界を張らないでくださいませぇぇ〜〜〜〜!」
* * * * * * * * * *
「はぁ、はぁ、はぁはぁ……」
「だから帰ろうって言ったのよ」
「さ、最後に来て……なんか…ひどい目に会いましたわ…」
「あそこの連中は格好のわりには明るいんだけどね。 悪乗りするから…」
「まさか、しゃる・うぃ〜・だんすのお相手させられるとは思いませんでしたわ…」
「『きゃあきゃあ』言いながら楽しそうだったじゃない」
「さ、さあ〜、次ぎ行きますわよ…」
「私帰るわ、マジで」
「え〜〜? そんなこと仰らずに『学園の不思議丸ごとツアー』の名が廃りますわ! 次は屋上ですか?」
「廃れさせなさいそんなもん。 ふぅぁあぅ…もういい加減眠いしね……寝不足はお肌の敵よ」
「まだ気にするほどではないと思いますけれど?」
「そんな事言っているうちに、曲がり角過ぎて気が付かないうちに一方通行の坂道を転げていくのよ……」
「ど…どうしても帰ってしまわれるのですの?」
「誰がなんと言おうと帰る」
「そうですか…では…」
「私が付いて行ってあげようか? 瞳子ちゃん!」
「うぎゃぅ!? ゆ、祐巳さま?! な、なんでここに?」
「ん〜〜? なんか瞳子ちゃんが楽しそうなことやってるかな〜〜って、この辺に ”ピ、ピッ”ってね。 あ、乃梨子ちゃん、ごきげんよう」
「……ごきげんよう…あんまりご機嫌な時間じゃあないですけど」
「ちょ、ちょっと、祐巳さま。 いかげん放してくださいませ! それになんですの、その危ない電波な発言は」
「だ〜って、そう感じたんだもん、そう、これはもう運命だね。 と言うわけで乃梨子ちゃん、ここから先は私が引き継ぐから帰ってゆっくりしてもらっていいよ」
「……まあ、他のよりはいいとは思うけど…一つ聞いておきます。 ちゃんと返してくれますよね?」
「……あ〜、それは大丈夫、そっちの趣味は無いから。 五体満足で返すよ」
「…ふむ…それならいいです」
「? 乃梨子さん、遅くまで付き合っていただいてありがとうございました。 あとは…その……嫌ですけれど祐巳さまと周りますから。 車、正門に来るように手配いたしますからそちらをお使いくださいな」
「……そう…じゃあ、また明日…」
「ごきげんよう、乃梨子さん」
「ごきげんよう、乃梨子ちゃん」
「……ごきげんよう…」
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「……悪くはないんだろうけど……ホントに大丈夫かね〜…瞳子のヤツ…。 しかし……古い学校だとは思っていたけれど、まさか座敷童子でいるとはね……」
〜〜 〜〜了・・・