なんでかこんなしょうもないネタが思い浮かんでしまいました。　許してください。


『私、冒険が好きなんです』

　そう言っていた……確かに…。

『〜それは「面白いから」になると思います』

　そうそう、これは面白い展開でしょうよ。

　面白い展開。　ホントに面白い展開だわね。　
　だからってね!!

「じゃあ、ロザリオいただけますか？」
「あ……　え〜〜と……。　い、いいんだけど……たしかに…わ、私も妹は作らなくちゃ、いけないのは確かだけれど……。　だからって……」
「ですから、私がなります。　ロザリオをください」

　目の前で行われているあまりのことに頭が回らなくなっている…。　あ、口元が引きつってる。　それは乃梨子ちゃんも同様だった。

「ちょ、ちょっと待った〜〜〜〜〜!!!!」

　私があげた一言に心底ホッとした表情になる乃梨子ちゃん。

「何でなの?!　頻繁に会っていたわけじゃないにしても前から知っている私を差し置いて、なんで今日会ったばかりの乃梨子ちゃんの妹になろうなんて言うの？！」
「それはですね……」

　にんまりとした笑みを口元に浮かべた菜々は私のほうに向き直ってこう言った。

「そのほうが面白い反応が見られると思ったからですよ。　由乃さま」