がちゃS・ぷち
[1]前
[2]次
[3]最新リスト
[4]入口へ戻る
ページ下部へ
No.2615
作者:通行人A
[MAIL][HOME]
2008-05-06 21:48:29
萌えた:6
笑った:2
感動だ:8
『誰だお前はっ!?』
宇宙人もみてる
ケロロのクロスです。
【No:2525】→【No:2580】→【No:2583】→【No:2584】→【No:2586】→【No:2589】
→【No:2590】→【No:2592】→【No:2593】→【No:2595】→【No:2601】→【No:2609】
→【No:2612】→【No:2613】の続編です
企画SS
【No:2598】
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回の作品は途中で視点が祐巳から乃梨子に切り替わります。
15.出発の日B
とばりとリリアンに行くと、校門のところに居る案内の生徒が私に気付いて、
案内の生徒「ろ、白薔薇様どうしてここに?」
祐巳「ご苦労様、今日は従兄弟の説明会の付き添いでね。」
そう言って私たちは校舎の中に入った。
とばり「白薔薇様って?」
祐巳「私の役職名、
この学校には生徒会の事を山百合会
生徒会長が3人でそれぞれ白薔薇様・黄薔薇様・紅薔薇様っていって、
私はそのうちの1人白薔薇様なの。
それとスールのことは知ってるわよね。
役員は薔薇様の妹、薔薇様が3年で薔薇様の妹に妹がいればその人も役員になるわ。
呼び方は薔薇様の妹を薔薇の蕾、その妹を薔薇様の蕾の妹ってわけ
例えば、私は白薔薇様だから私の妹は白薔薇の蕾ってなるわけ」
ひばり「何か舌咬みそう。」
祐巳「あはは、乃梨子と同じ事言ってる。」
ひばり「乃梨子って?」
祐巳「言ってなかったっけ?私の妹」
ひばり「へ〜、祐巳姉さん妹いたんだ。」
祐巳「うん」
とばり「祐巳の妹分の地位は元々私たちのよ。絶対取り戻してあげますわよ。」
祐巳「何か言った?」
とばり「ううん、何も言ってないですわ。早く行きましょう」
説明会が始まって、説明を聞いた後
今日活動してる部活動を見学して回った。
もっとも慌てられてしまって、
あまり見学を出来る状態では無くなってしまったけれど。
大体の見学を終えて、最後に薔薇の館に行くことになった。
薔薇の館では、
ひばりに乃梨子の事をいろいろ聞かれたので、
当たり障りのない事を話した。
家に帰ると、家の中はメチャクチャになっていた。
私の雷が落ちたのは言うまでもなかったりする。
片付けが終わる頃に祐麒が帰ってきた。
祐麒「なんでここにとばりがいるんだよ。」
とばり「前々から今日行くって伝えてあったはずですが」
祐麒「聞いてない」
祐巳「言ってなかったっけ?」
祐麒「空き部屋片付けないとないだろどうするんだ?」
とばり「祐巳の部屋に泊めさせてもらう事になっていますわ。」
祐麒「こいつなら廊下で充分だろ」
とばり「それはどういう意味ですか?」
祐巳「2人とも喧嘩しない、祐麒もちょっと言い過ぎ。」
はぁ、この2人はどうしていつもこうなんだろう。
私は1人で別荘周辺を散策していた。
一応祥子さまの別荘の敷地の境界には、
簡単に乗り越えられる申し訳程度の柵があって、
私はその中でブラブラしていた。
すると、1人の男が声を掛けてきた。
男「ねえ君、こんなところで何してるんだい。」
乃梨子「散策ですが」
男「でもここ小笠原の私有地だろ勝手に入ってきていいのかな?
よく見ると結構可愛いじゃん
黙っててあげるからボクと付き合いなよ。」
乃梨子「お生憎様、私はここの関係者で招待されて来たの。
それにそれを言ったら貴方の方が部外者でしょ。
通報されたくなかったらさっさとどこかに行きなさい。」
男は無言で近づいてきて、いきなり首に掛けてるロザリオを服の中から引っ張り出した。
乃梨子「これに触らないで」
男の手からロザリオを奪い返して睨み付ける。
男「なるほど、関係者ってリリアン関係のか、
すると君が、噂の祥子お姉さまの妹って事かな?」
乃梨子「私のお姉さまは祥子さまではありません。でもどうしてリリアンだと」
男「それは、ボクが花寺の3年だからな。」
乃梨子「3年って事は祥子さまと同い年じゃないですか。
なんでお姉さまなんて付けてるんですか?」
男「そりゃあなんと言ってもボクの婚約者の姉だからな。」
乃梨子「婚約者?」
男「ああ、あんたもリリアンの生徒なら知ってるだろ?
姓が福沢に変わってるけどな。白薔薇様って言えばわかるだろ?」
乃梨子「貴方がお姉さまの婚約者?」
男「ん?関係者ってあいつの妹だったのか」
乃梨子「あなたお姉さまと婚約してるのにナンパなんてしてるんですか?」
男「別にいいだろ、小笠原の家系の男は皆浮気癖があるのだし、
それに祐巳のやつだって妾の子なんだから」
パアァァン!!!
私は血が上って男を叩いた。
男「おい、お前なんて名だ」
乃梨子「人に名を聞くときはまず自分から名乗りなさいよ。」
男「西園寺 遊人(さいおんじ ゆうと)」
乃梨子「私は二条 乃梨子」
遊人「二条か覚えておくよ。ボクの事叩いたこといつか後悔させてやる。」
そう言って遊人は去っていった。
乃梨子「あんたなんかに祐巳は・・・お姉さまは渡さないんだから!!」
旅行の1日目は最悪のスタートを切った。
【No:2618】へ続く
(コメント)
通行人A >やっと題名が決まりました。(No.16440 2008-05-06 21:49:02)
K2A >わぁぁ〜〜 早く次の展開が見たい(No.16441 2008-05-06 23:49:07)
[6]前
[7]次
[8]最新リスト
[0]入口へ戻る
ページ上部へ