がちゃS・ぷち

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No.2621
作者:通行人A
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2008-05-20 01:39:55
萌えた:4
笑った:5
感動だ:16

『メイドなんで』

宇宙人もみてる


ケロロのクロスです。
 【No:2525】【No:2580】【No:2583】【No:2584】【No:2586】【No:2589】
【No:2590】【No:2592】【No:2593】【No:2595】【No:2601】【No:2609】
【No:2612】【No:2613】【No:2615】【No:2618】の続編です

企画SS
【No:2598】
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今回の作品は途中で視点が乃梨子から祐巳に切り替わります。





17.招待状A





パーティの招待状のお姉さまの苗字が小笠原になっているのを見て
由乃さまと志摩子さまが祥子さまに詰め寄っていた。
私はお姉さまにどうすればいいかメールをすると、
お姉さまから言ってもいいとのメールが届いた。
私はお姉さまから聞いたお姉さまの過去をそのまま話した
話し終えると、誰も言葉を発さななかった。
いや、発せなかった。
最初に言葉を発したのは私だった。

乃梨子「暗くなるのはもうやめましょう。
    お姉さまはお姉さまなんですから。」

私がそう言うと、皆納得したように、『そうね』と頷いていた。


夕方近くになったとき、お姉さまからメールが来た。
メールには、祥子さまのお母様との約束の事が書かれていて、
このメールを祥子さまに見せてほしいと書かれていた。
祥子さまがいいと言うなら皆にも見せていいと書かれていた。





道場に着くと、師範とその孫娘(戸籍上は娘)の菜々が待っていた。

祐巳「ご無沙汰しております。師範。
   菜々も久しぶり。」

菜々「お久しぶりです。祐巳さま。」

師範「祐巳さんも元気そうだね。
   来て貰って悪いんだけれど、
   いい加減、歳でね、
   今の私に祐巳さんに稽古をつけてあげる体力がないんだ。
   だから代わりといっては何なのだが、
   相手になるかわからないが、菜々でもいいかね?」

祐巳「もちろんです。
   いきなり訪ねたのですから。
   わざわざ、ありがとうございます。」

今日は元々、勝ち負けとか鍛錬が目的ではなく、
精神統一みたいなものが目的なのだし

菜々「祐巳さま、よろしくお願いします。」

祐巳「よろしくお願いします。」

私たちは防具をつけて試合を開始した。


道場を後にして私は小笠原邸に帰った。
車の中でメールチェックをしていると、
乃梨子からメールが来ている事に気が付いた。
メールの内容は携帯を持ってない祥子さまに、
先ほどのお母様との約束の事で許可してもらえるかというメールを、
祥子さまに見せるように書いたメールの答えを
祥子さまが乃梨子の携帯を使ってOKのメールを送ってくれていた。


小笠原邸に着くと、
もう融さまたちはもう帰っていた。
お母様との約束のことを話すと、
もちろんOKだと喜んで許可を出してくれた。


お夕飯の前に昔私が使っていた部屋にせいかを呼んだ。

せいか「お久しぶりです。祐巳お嬢様。」

祐巳「お久しぶりね。せいか、元気そうね。
   私が呼んだ理由はもうお母様から聞いている?」

せいか「はい、明日よりお世話になります。」

祐巳「あ〜ゴメン、明日から旅行だから、8日に来てくれる?
   それと学校の事だけどどこの学校に通うの?」

せいか「わかりました。
    それで学校ですがリリアンを受けようかと考えています。」

祐巳「わかったわ、これからもよろしくね。」


お夕飯を作りに食堂に行くとありえない量の食材が用意されていた。
またお母様だろう。
どうしてこう、お母様も姉さんもお金に対して無頓着なのだろう。
などと愚痴りながら、私は料理を作った。




【No:2626】へ続く


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