がちゃS・ぷち

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No.3279
作者:ex
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2010-09-05 18:41:22
萌えた:28
笑った:24
感動だ:16

『絆が繋ぐ想いと想い何者も恐れるな』

「マホ☆ユミ」シリーズ   「祐巳と魔界のピラミッド」 (全43話)

第1部 (過去編) 「清子様はおかあさま?」
【No:3258】【No:3259】【No:3268】【No:3270】【No:3271】【No:3273】

第2部 (本編第1章)「リリアンの戦女神たち」
【No:3274】【No:3277】【No:これ】【No:3280】【No:3281】【No:3284】【No:3286】【No:3289】【No:3291】【No:3294】

第3部 (本編第2章)「フォーチュンの奇跡」
【No:3295】【No:3296】【No:3298】【No:3300】【No:3305】【No:3311】【No:3313】【No:3314】

第4部 (本編第3章)「生と死」
【No:3315】【No:3317】【No:3319】【No:3324】【No:3329】【No:3334】【No:3339】【No:3341】【No:3348】【No:3354】
【No:3358】【No:3360】【No:3367】【No:3378】【No:3379】【No:3382】【No:3387】【No:3388】【No:3392】

※ このシリーズは一部悲惨なシーンがあります。また伏線などがありますので出来れば第1部からご覧ください。
※ 4月10日(日)がリリアン女学園入学式の設定としています。

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☆★☆ 4月16日(土曜日) ☆★☆

 リリアン女学園では、普通の学校と違い土曜日も半日ではあるが授業が行われる。

 週末の土曜日、普段であれば、午後からの予定に心はずませる乙女たちの明るい笑い声が華やかにこだまする学園であるが今日に限って重苦しい一日のスタートとなっていた。

 早朝、東京都下のテレビ局から一斉に、『武蔵野を中心とする半径50kmの範囲に異空間警戒態勢の発令』のニュースが流れたからだ。
 新聞にも、『6年ぶりの危機管理レベルV発令!』の文字が躍る。

 都民への単独での外出の注意事項が流れ、コメンテーターの魔物・モンスター対策が声高に叫ばれている。

 武蔵野では、この1週間に6回も異空間の出現が確認されており、そのうち3回で魔物が現世に現れてきている。

 これだけ頻繁に異空間が確認されることは珍しいことであり、都民の不安は急速に高まってきていた。

 リリアンでも、幼稚舎と小等部は臨時の休みになり、中等部は父兄による送迎が行われている。

 高等部の生徒も、父兄による送迎、数名グループでの登校、など、それぞれが注意を払いながら登校してきていた。



「ごきげんよう」
「ごきげんよう、ねえ、朝のニュースご覧になりました?」
「ええ、もちろん拝見いたしましたわ! 魔術騎士の方が重傷を負ったんですって!」

 テレビ報道では、昨夜の戦闘状況が克明に説明された。

 4月15日(金)深夜、武蔵野郊外で異空間ゲートが出現。

 警戒態勢下で巡回パトロールを行っていた魔術騎士4名のチームが現場に駆け付け、魔法使いが魔法障壁を展開。
 魔術騎士の1名が、即時、異空間操作装置を発動。

 順調に異空間ゲートは縮小、消滅するかと思われたが、消滅の直前に、C級の魔物であるオルトロスが現世に現われた。

 アーチャー(弓使い)がオルトロスの胸部を射抜き、魔法使いが凍結呪文で、動きを止める。
 さらに拳闘士がオルトロスにギガンフィストを叩きこみ、一撃で撃退。
 まさに、流れるような連携技であった。

 これで、魔物による作業障害がなくなったため、異空間操作装置の操作を行っていた魔術騎士は、異空間消滅に全力を挙げる。

 ところが、操作再開直後、こんどはオルトロスの群れがゲートをこじ開けて現世に出現。
 その数、5体。

 アーチャーと魔法使いは次々にオルトロスに対しけん制攻撃を行う。
 このチームのリーダーであった拳闘士は、これ以上魔物の群れが増えることはまずい、と判断し、異空間操作装置を捜査していた魔術騎士にゲート封鎖を優先するよう指示。
 結果、3名で5体のオルトロスと戦闘を行うことになった。

 通常、オルトロス1体に対し、たとえ魔術騎士と言えど一人で立ち向かうのは無謀である。

 しかし、このチームのリーダーは近接戦闘員が自分しかいない状況にかかわらず、周囲への被害拡大を防ぐことを優先させたのだ。

 不利な状況にかかわらず、アーチャー、魔法使い、拳闘士の3人は連携攻撃で次々にオルトロスを撃破。
 4体まで撃破し、最後の1体にアーチャ−の放つ矢と魔法使いの攻撃呪文がさく裂しようかとしたその時、とどめを刺し切れていなかった1体が立ち上がった。
 アーチャーと魔法使いによる攻撃が、手負いの1体に集中したことにより、無傷の1体が異空間操作措置を操作していた魔術騎士に接近し、その鋭い爪を振り上げ魔術騎士の体に爪が食い込もうとした瞬間・・・・・・。
 アカシャアーツを身にまとった拳闘士がその体を盾にして庇い、オルトロスと相打ちになって負傷した。
 
 幸い、チームに医療に長けた班員がいたため、すぐに魔法治療が行われ、全治2週間と、大事には至らなかった。

 なお、この英雄的な行為をした拳闘士がリリアン女学園の卒業生であることも紹介されていた。



 午前中の授業は、2時間に短縮され、早めのホームルームが行われる。
 この場で担任教師から諸注意が与えられ、さらに講堂に全員集合するよう告知があった。

「今回の危機管理レベルVの発令に伴い、山百合会から発表があるそうです。みなさん、講堂に集まってください」

 リリアン女学園高等部は、各学年6クラス、1学年平均240名の生徒が在籍している。

 約720名の生徒を集め、山百合会幹部が壇上に立つ。

 演台の中央にロサ・キネンシス=水野蓉子、左右にロサ・フェティダ=鳥居江利子と、ロサ・ギガンティア=佐藤聖が並ぶ。
 また、壇上の右端に、小笠原祥子、支倉令、福沢祐巳、島津由乃の4人が控えている。

「みなさん、ごきげんよう。さて早朝からの各種報道により、危機管理レベルVの発令があったことはご存知のとおりと思います」
 周囲を圧倒するほどの存在感。
 水野蓉子の覇気が講堂を覆う。

 全校生徒の憧れと、尊敬、信頼、そのすべてを一身に浴びてなお動ずることなく、凛とした蓉子の声が響く。

「今回の危機管理について、山百合会から諸注意をお伝えします。
 まず、緊急連絡網の整備と、登・下校時の注意・・・・・」

「3年生は小隊のリーダーとして、下級生の安全に十分な配慮を・・・」

 次々と、指示されていく内容。配られたパンフレットを見ながら、蓉子の説明に耳を傾ける生徒たち。

「以上、説明しましたとおり、高等部の生徒には武器の携帯が認められることになりました。
 このことを皆さんは誇りに思わなければなりません。
 リリアンの生徒は、これほどまでに信頼されているのです。
 その信頼に答えようではありませんか!」

 パチパチィィィ!!オォォォォォォー!!!と、いっせいにわきあがる拍手。

「昨日負傷された、誇るべき先輩のためにも!」
「わたくしたちも、負けていられませんわ!」
「リリアンの名誉のために!」

 講堂に集まった全リリアンっ娘が総立ちで決意の歓声を上げる。

 その拍手と歓声に乗って 「そして最後に、」と、蓉子の言葉は続く。

「リリアン女学園では、山百合会の名のもとに、自警団を結成いたします。
 メンバーは、わたくし水野蓉子をはじめ、山百合会幹部です。
 また、2年生を中心に自警団への参加を要請します。
 もちろん、危険な仕事になります。強制はいたしません。
 参加される方は、薔薇の館まで、お越しください。お待ちしています。以上、山百合会を代表しての挨拶でした」

 いつまでも鳴りやまない拍手と歓声の中、『女帝』のごとく堂々と水野蓉子は檀上を後にした。



 『リリアン史上最高の軍師』、『絶対不敗の真紅の薔薇剣士』、『無敵なるもの』 ・・・・・・ 水野蓉子を形容し、称える二つ名は多い。
 しかし、水野蓉子本人は、リリアンの生徒の無事を願う、一人の心優しい少女に過ぎなかった。

 その重すぎる信頼を背にしながらも、蓉子は屈することなく非常事態に立ち向かう。

 講堂での全員集会を終え、山百合会幹部は、薔薇の館に帰ってきていた。

「お姉さま、お疲れさまでした」
 祥子が、蓉子をねぎらいオレンジ・ペコを差し出す。

「ロサ・キネンシス、わたし感動しました」 と、目をウルウルさせて、祐巳が尊敬のまなざしで蓉子を見つめる。

「ま、蓉子にとってはあれくらい当然ね」
「そうそう、ほんとに上手くまとめるもんだ」
 と、こちらはさして緊張もしてなかった薔薇様2人。

「あなたたちね・・・」 と、二人をにらみつける蓉子だが、
「まぁいいわ。昨日はよく働いたから。でも大変なのはこれからよ」

 たしかに、昨日は通常の業務量の10倍をノルマに課した蓉子に、馬車馬のようにこきつかわれた二人。
 文句を言わなかっただけでも、たいしたものである。

「それで、聞きたいんだけど、自警団に3年生は入れないの?」
「ええ、3年生には2人ペアで4人の下級生を守ってもらわなければならないわ。
 自警団より、そちらを優先することにしたのよ」
「なるほどね」

「ところで、自警団に参加してくれる、って人に目星はあるの?」
「剣道部、テニス部、バスケット部などの体育系の部長に、問い合わせてみたけど、人数を集めるのはかなり苦しいわね。
 よくて数人、ってところかも。
 ただ、聖書朗読部などから、自警団には入れないけれど、山百合会の事務仕事のボランティアには来たい、と申出があったわ」
「それは助かるね〜」
「それをあてにして、仕事をさぼるのは・・・・わかっているわね」

 こんな状況でも仕事をさぼろうとする薔薇様2人と、それを見透かす紅薔薇様、ほんとにいつもどおりの3人である。



「それにしても祐巳、あなた、どうするの?うちに来る?」
 祥子が祐巳を見ながら問う。
「へっ?」
 祐巳が不思議そうな顔で祥子を見上げる。
「あの、お姉さま、そこでどうして『うちに来る?』になるのでしょう?」

「あら、妹の心配をするのは姉として当然よ。あなた一人なんだから心配だわ」

「「「ええぇぇ〜〜!」」」

「「「祐巳ちゃん(さん)一人暮らしなの???」」」

「祥子、祐巳ちゃんと暮らしているんじゃなかったの?!」 と、蓉子も驚いた声を上げる。

「幼いころから一緒に育ったって言っていたわよね?」
「昨日も、一緒に帰ったじゃないの」
 次々に、疑問の声。

「昨日、一緒に帰ったのは仕事で遅くなったのでうちの車を呼んで祐巳を送ったんです。
 一人暮らしについては、その・・・・・・」

「そういえば、あなたたちの関係、忙しすぎて聞きそびれていたけれど。
 どう? 自警団の活動の話をする前に、話してくれないかしら。
 もちろん、祐巳ちゃんの一人暮らしの理由も含めてね」

 ロサ・キネンシスにそこまで言われては断れない。
 祐巳と祥子は顔を見合わせ、お互いに頷く。

「では、長い話になりますが、聞いてください。あれは私が小等部1年の頃のことです。
 小笠原研究所で祐巳の両親が事故にあいました・・・・・」
 祥子と祐巳の長い話が始まった。



 祥子と祐巳の話は、小一時間ほど続いた。

 途中、祐巳の両親が植物人間状態になったところ、小笠原に引き取られたところでは全員が感動し、

 祥子が祐巳に魔法を教えるところでは、
「そのときの祐巳ったらほんとに可愛くって・・・」
「お姉さまは、優しくってほんとに素敵で・・・」
 お互いを眺めて頬を染めてる二人に、
「ノロケはいい、先っ!次っ!」 と突込みがはいり、

 有馬道場と田中姉妹の話が出たところでは、
「お、祐巳ちゃん、今度是非お手合わせ願いたいね」 と令からリクエストがあり、

 祐巳が正月パーティーで苛められたことを祥子が話すと、
「お姉さま、ご存知だったんですか!」 と祐巳が驚き、

 そして、あの不幸な事故の話になったとき、
「祐巳の魔力が暴走して、不幸な事故が起きました。そのことで祐巳は深く傷つきました。
 それを救ってくださったお婆さまのもとで、3年間の巫女修行をしてきたのです」
 と、祐巳と祥子が語ると、全員が
「祐巳ちゃん、頑張ったね。えらかったわ」 と、涙を流した。

 すっかり場がしんみりとしてしまい、祐巳に全員が手を差し伸べる。

 祐巳はゆっくりと頭を振りながら、
「でもね、皆さん。私はいま幸せなんです。お姉さまがいる。
 それに、お話を聞いてからも、私を受け入れてくれる皆さんがいる。
 清子さまも、うちに遊びに来てくれるとおっしゃってくださいました。
 これほど嬉しいことは無いんですよ。・・・・・・だから、わたしは今が幸せなんです。」

「祐巳・・・・・・」 祥子がしっかりと祐巳を抱きしめた。



 そして、一人暮らしをすることになった経緯を話し終わると、
「祥子の家に行くのは難しいんじゃない?」
 ロサ・フェティダから意見が出た。

 これには、祥子を除く全員が頷いた。

 たしかに、いくら非常事態とはいえ祐巳を小笠原につれて帰ることは戸惑われることだった。
 
「じゃぁねぇ、おねえさんが一緒にお泊りしてあげようかな? それなら安心でしょ?」
 聖がニカッと笑って祐巳を抱き寄せようとした・・・瞬間・・・

「「お前が(聖様が)一番危ない!!」」
 バキッ! 聖の左右の頬に蓉子と祥子のダブル鉄拳が炸裂した。

 (アチャ〜。痛そ〜〜) 祐巳が思っていると

「祐巳さん。祥子さまと一緒に魔法を習っていたのに、どうして剣術を専攻しているの?」
 と、由乃が疑問を投げかける。

「えっとね〜」 ちょっと困った顔になる祐巳。

「あの事故のあと、山梨にいったんだけど。
 その時に、杖を持っていかなかったの。
 あの時は、杖を持つのが怖くって、それから魔法は使っていないんだ」

「じゃ、武器になるようなものは?」
「うん、おばばさまから貰ったこの杖だけ」 と、長さ150cmほどの山伏が持つような艶やかな茶色のアカザの杖を見せる。

「これ、金剛杖っていってね、とっても丈夫なんだよ」

「それで、剣術部門で棒術をしてるのね」 由乃が感心したような声を上げる。

「祐巳ちゃん、棒術なの?」 さらに驚いた令の声。

「祐巳さんは、1年剣術部門でトップだそうです。昨日も12人掛かりを数秒でねじ伏せたとか」
 どうやら、すでに昨日の剣術模擬訓練の様子は1年生の間に知れ渡っているらしい。

「祐巳ちゃん、すごいじゃない。どんなふうにしたの?」
 令に聞かれ、祐巳は少し考え込む。

 (これって、なんで早く動けたかって質問だよね) 自己完結。そこで、

「パッて体を楽にしてから、つま先にエイ、どーん、ってします。そして、
 ど〜んってなったら、体をギュッてして、ぴょ〜んって飛びます。
 それから、戦いをやめよう、って心の中で相手に言いながらぐるぐる〜ってまわります。
 次に、体をパッてして、ど〜んっていってから、体をぐるぐるじゃなくてギュルギュルってして・・・・」

「祐巳・・・・・・」 あきれたように祥子が声をかける。

「そんなことを聞きたいんじゃないわ」

「あ・・・あぅ」 どうしていいかわからない祐巳。しかし次の瞬間

「あっ!!! 志摩子さん!」

「え?志摩子・・・さん?」

「うんうん!志摩子さんなら説明してくれます!!」 嬉しそうに全員を見渡す祐巳。

「今度ぜひ皆さんに紹介します! わたしの最初の友だちなんです!」

「藤堂志摩子さんのことかしら?」 鳥居江利子が問う。

「お姉さま、ご存知ですか?」 令が問うと
「ええ、蓉子、令、と続く剣術部門のトップを脅かす新入生になる、といわれた去年の中等部主席よ。
 そう・・・・・・祐巳ちゃんとお友達になっていたのね」

 (志摩子さんって、有名人だったんだ・・・)

「では、祐巳ちゃんが志摩子さんを連れてきてくれるの、楽しみにしておくわ」
 面白いものを発見したときのように、なぜかチラリと聖を見ながら江利子が笑った。



「祐巳ちゃん、料理、上手だね〜」
「そんなぁ。 令さまのハンバーグ、最高においしいです!」
「あ、そっちのドレッシングとって〜」
「令ちゃん、おかわり〜」
「由乃、食べすぎだよ?」
「お茶のお代わりはいかがですか?」

 土曜日の夕方の福沢家。

(なんで、こんなことになったかなぁ)

「あら、祐巳ちゃんが心配だったからに決まってるじゃないの」

 ギクッ!!祐巳が蓉子を見る。

(心の声を聞かれた?!)

「祐巳ちゃん・・・・・・あなた、心の声がダダ漏れよ・・・」
「うふふ、さすがに『百面相』、聖、上手いこと名づけたわね」

 結局、祐巳の家に、山百合会全員が集結。

 緊急合宿のようになっていた。

「さて、自警団のことも決まったし、明日は、全員でパトロールと買い物に行くわよ」
「『パトロールという名の買い物』 でしょ」
「まぁ、どっちでもいいわ」

(この人たち、結局遊びたいだけじゃないのかなぁ?)

「祐巳ちゃん、失礼なこと考えないの!」

 いやはや、薔薇様方、あなたたちは本当に豪傑です。 



(コメント)
レン >もう毎日楽しみでしょうがないです〜!(No.18960 2010-09-05 22:13:46)
奈々氏 >やぱり祐巳といえば百面相ですよね こちらでも健在で何よりです(No.18961 2010-09-05 22:20:03)
ex >レン様、コメントありがとうございます。執筆をがんばろう、って意欲がわいてきます。ありがとうございます。 百面相についてはちょっとした伏線を入れようと思っていますが拾えるかどうか・・・がんばってみます。(No.18962 2010-09-05 23:59:14)
愛読者v >いやいや見事です(No.18963 2010-09-06 01:13:48)

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