がちゃS・ぷち

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No.2654
作者:通行人A
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2008-06-17 00:10:35
萌えた:5
笑った:5
感動だ:5

『嫌な予感がします』

宇宙人もみてる


ケロロのクロスです。
   【No:2525】【No:2580】【No:2583】【No:2584】【No:2586】
  →【No:2589】【No:2590】【No:2592】【No:2593】【No:2595】
  →【No:2601】【No:2609】【No:2612】【No:2613】【No:2615】
  →【No:2618】【No:2621】【No:2626】【No:2634】【No:2645】
の続編です


過去特別編
  【No:2628】


企画SS
  【No:2598】
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今回の作品は途中で視点が祐巳から乃梨子に切り替わります。





21.パーティーA





祐巳「大奥様、お久しぶりです。
   まずは、ご紹介しますね。
   この子が私のプティ・スールの二条乃梨子です。」

そう言うと、乃梨子がお辞儀をした。

祥子「この子が私のプティ・スールの藤堂志摩子です。」

祐巳「それでは、1曲」



私たちの合奏が終わると、大奥様は拍手をした。
それを見た、周りの人も、渋々拍手をした。

大奥様「素敵な音楽をありがとう、
    また来年も来てちょうだい、
    かわいい天使様たち」

大奥様はそう言うと自分の部屋に帰っていった。


瞳子「乃梨子さん、とりあえず、
   よくがんばったと褒めておきますわ。
   それでは、祐巳お姉さま、
   お先に失礼いたしますわ。
   ごきげんよう。」

祐巳「ごきげんよう、瞳子ちゃん」

そう言って乃梨子のほうに向き直って

祐巳「よくがんばったわね」

そう言って乃梨子の頭を撫でると、
乃梨子は

乃梨子「あう〜」

と言って赤くなった。

乃梨子「あっ、でも、やっぱり合唱部のお姉さまが
    歌ったほうがよかったんじゃ」

祐巳「んもう、いいの、いいの。
   小笠原出身の私が楽器じゃなくて
   歌を歌ったら、」



祐巳「それじゃあ私たちも帰ろうか」

乃梨子「はい」

祥子「志摩子も帰るわよ」

志摩子「わかりました」



帰り道に私が

祐巳「乃梨子は明日、何かしたい事はある?」

乃梨子「お姉さまと林の中を散歩したいです。
    せっかく良い所なのに、
    前に散歩した時はどこかのバカの所為で
    気分を台無しにされたんだもん、
    それをいい思い出で塗りつぶしたくて」

祐巳「あ〜、うん、わかった。
   いいよ。
   明日は一緒に散歩しようか」

祥子「志摩子は何をしたい?」

志摩子「そうですね・・・、
    ベランダのテーブルで本でも読みながら
    のんびりしたいです。」

祥子「ああ、それはとても素敵なことね。」






8月7日


私たちはM駅で解散すると、
お姉さまは、
今回のことで小笠原家にご挨拶に行き、
その帰りに、夕飯の材料を買って帰るため、
私は、福沢家に居るドロロを迎えにいく
志摩子さまと2人で帰ることになった。


福沢家にたどり着き、
鍵を差し込んで、
鍵を回して、
ドアを引いた。

が、ドアは開かなかった。
私は、志摩子さまと顔を見合わせた。
ドアが閉まっているということは、
今、鍵が閉まったということ、
お姉さまは開けっ放しで出かけたのだろうか

乃梨子「無用心だなあ」

そう言ってドアを開けると、
見知らぬ、女物の靴があって、
リビングから物音が聞こえた。
不信に思い、私と志摩子さまは、
足音を立てないように、
そっと、リビングに向かうと、
そこには、
黒髪で、おかっぱの
私と同じか少し下くらいの歳の女の子が、
羊羹を食べて、
お茶を飲んでいた。


その女の子が、
私たちに気が付くと、

女の子「あら?あなた方はどなたですの?」

乃梨子「お前こそ誰だーーー!!!」

その時の私の叫び声は、
2軒隣の家まで届いたらしい。




【No:2661】



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