がちゃS・ぷち
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No.2587
作者:通行人A
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2008-04-06 01:22:03
萌えた:1
笑った:2
感動だ:0
『絶対買ってしまう』
マリア様のなく頃に
〜時始編〜
ひぐらしのなく頃にのクロスシリーズです。
第1部【No:2477】→【No:2479】→【No:2481】→【No:2482】→【No:2484】→【No:2487】→【No:2488】→【No:2490】→【No:2492】→【No:2499】→【No:2503】→【No:2505】→【No:2506】→【No:2507】
第2部【No:2527】→【No:2544】→【No:2578】の続編です。
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第2部 夏
第4章〜綿流し2日目〜@
第7話 綿流し(祐巳視点)
綿流し祭も残すところ奉納演舞と綿流しのみ、
短いような長いような1日だった。
綿流し16凶爆闘(多すぎ)というチーム?名で16人で屋台を回った(荒らしたり)、
屋台回りは、罰ゲーム無しの部活だった。
途中、詩音さんと沙都子ちゃんのお兄さんの聡史さんと合流して、
綿流し18凶爆闘となった。
このとき生まれて初めて綿菓子を潰して食べる人を見た。
叩き売りオークションで部活メンバーはそれぞれ何かを出展しての売り上げ勝負が行われた。
オークションでは、
魅音さんの出した家宝『玉弾き』という日本刀(後でかなり怒られたらしい)を、
魅音のお母様である茜さんと競り合い、志摩子さんが15万5000円で落札した。
余談だけど、お祭りの後に茜さんは刀を脇差2本と出費の倍以上の現金と交換したらしい。
私が何でそんな大金を持ってるか聞くと、
リリアン闇オークションにいらない私物を売って稼いだらしい、
ていうか、何それ私そんなの知らないんだけど・・・。
そして、いよいよ奉納演舞。
あたりは静かで、喋る者は誰もいない。
梨花は巫女服を着て、立てたら梨花の身長よりも高い大きなクワを持って現れた。
クワに付いた鈴の音が神秘的な雰囲気を強調した。
クワを振り古い布団から綿を引きずり出していく。
川へ行き綿を受け取り、皆で梨花に作法を教えてもらう。
綿を右手に持ち、左手で御払いみたいにしてから、額、胸、おへそ。
そして両膝をポンポンと叩く。
それを3回繰り返し、心の中でオヤシロさまありがとうって唱える。
梨花はオヤシロさまって羽入なんだし別に唱えなくていいって言っていたけど、
郷に入っては郷に従え、私は3回唱えてそっと川に流す。
お祭りも終わり、若干急いで前原邸に帰り、荷物を詰め込んで出発した。
急がないと、帰りがかなり遅くなるらしい。
帰り際、魅音さんたちが、また来てと言ってくれた。
色々大変だったけど、私は雛見沢が好きになった。
来年梨花に誘われたらまた着たいと思う。
そうして私たちは、雛見沢を出立した。
だが、ある事件が原因で、
私が再び雛見沢の地に足を踏み入れることは永遠になかった。
【No:2643】へ続く
(コメント)
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