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美味しい姉妹の作り方  No.3864  [メール]  [HomePage]
   作者:奏葵  投稿日:2016-07-15 22:04:00  (萌:16  笑:5  感:10
マリア様がみてるif
  太陽と聖女


第一部 −【No:3853】【No:3854】【No:3856】【No:3857】【No:3858】【No:3859】【No:3860】【No:3861】

第二部 −【No:3862】【No:3863】



6月も後半になり梅雨の季節もあと少しだ。
月が替わると期末テストがある。
祐巳と志摩子は勉強会と称し土・日を利用してお泊り会を祐巳の家でする予定だ


土曜の半日授業が終わり祐巳が志摩子の教室に行くと教師の手伝いをしていた。
もともとよく頼まれていたが最近になりさらに増えたらしい。
手伝いたかったが何人かの生徒と一緒に作業していたのであきらめた。
祐巳自身、図書館で勉強会で使うため借りる本があったので図書館で集合することにした。


図書館に移動し借りたい本がどの辺にあるか図書委員の人に聞きそこへ向かった。
その図書委員の人はその本を戻した記憶があるらしく列の場所と大体の位置を教えてくれた。
髪は長く涼しげな顔だちの美人さんで少し栞ちゃんに似てる印象を受けた。
その図書委員の助言に従い目的の列まで来た。

「え〜とこの列の下のほうとか言ってたよね」

列の下段を探しながら移動する。
リリアンの蔵書数は膨大だ。都立図書館とまではいかないがかなりの数の本が並んでいる。
そのため見落とさないように集中しながらしゃがんだまま移動する。
探しつつ列の真ん中辺りの棚まで探し終わりその次の棚に目を移した時に目的の本を発見した。
喜んで周りを確認せず手を伸ばしたのがいけなかった。
同じように上の棚を探しながら移動してきた人と交錯したのだ。

「うわっ!」「あっ!」

祐巳自身は相手の足が見え驚いて尻餅をつくようになったがもともとしゃがんでいたので痛くは無かった。
問題は後に声を出した人で祐巳の声で初めて人がいることに気づいたものの既にこちらへ移動してきているので祐巳の足と交錯し倒れこむように向かってきた。
結果、祐巳を押し倒した高等部の生徒の図が出来上がった。

「痛・・・」

つぶやきながら、祐巳の上に覆い被さった人物が目を開く。
その瞬間、互いの目があった。
顔と顔の距離は20cmもないだろうか。
お互いの吐息が感じられる程の近さだ。
普通であればお互いが慌てて退くのだろう。

だが、固まってしまった。
何故かは分からないが見惚れあうように固まっている。
それは一瞬だったか数分だったか分からない。
この領域一体の空気さえも停止した感じになった。
その領域に侵入者が来たことでようやく空気が動き出した。

「祥子、どうし・・・・・」

だが今度はその人が途中で言いかけて固まってしまった。

「えっ、お姉さま?」

祥子と呼ばれた人も姉らしい人物に気づき振り返った。

「あら、ごめんなさい。お楽しみのところ邪魔したみたいね」

茶化すように言ってくる。

「えっ、ごめんなさい!」

ようやく自分が押し倒していることに気づき祐巳の上から退いた。

「まさか祥子が中等部の生徒を襲うだなんて・・・。教育を間違えたかしら」

深刻そうな表情で言っているが完全に遊んでいるのが分かる。

「ち、違います!事故です!」

それに気づかず慌てて釈明を始めた。
そんな姿を見て綺麗な人だけど可愛いな〜、なんて思ってしまう祐巳だった。

「祥子、ここ図書館」

「うっ・・・」

さらに釈明しようとしたがその一言で黙らせた。
どうやら扱い方は慣れているらしい。
そしてこちらへ視線を移し

「ごめんなさいね、妹が粗相をしたみたいで」

「お気になさらないでください」

「だって、祥子よかったわね」

「もう、お姉さまは意地悪です」

姉に文句を言い、こちらへ顔を向けなおした。

「本当にさっきはごめんなさいね」

「いえ、私も不注意な所があったのでもうこの辺で」

「そうね・・・。あらっ?」

何かに気づいたのかこちらに手を伸ばしてきた。
精密には胸元に。

「リボンが解けかかっているわ」

そう言いながら直してくれた。

「ありがとうございます」

直し終わると

「私は小笠原祥子。貴女のお名前は?」

「福沢祐巳です。福沢諭吉の福沢、しめすへんに右を書いて祐、それに巳年の巳です」

つい漢字まで紹介してしまった。

「ふふ、祐巳ね。いいお名前ね」

「祥子、そろそろ行くわよ」

「はい、お姉さま。それじゃあ祐巳また会いましょう。ごきげんよう」

「ごきげんよう」

目的の本を取り意味深な視線と言葉を残し去っていった。


その後予定どうり本を借りて志摩子さんと合流し家へ向かった。
志摩子さんはお泊り会は初めてらしく道中終始テンションが高かった。




祐巳の家に着いた。

「ただいまー」

「お邪魔します」

祐巳と志摩子が玄関をくぐる。

「いらっしゃい、志摩子ちゃん」

母であるみきが歓迎するため玄関まで出てきた。
志摩子が着替えを入れているバックから包みを取り出した。

「母がよろしく、と」

「まあ、ご丁寧に」

母が受け取ったあと志摩子を部屋に案内し一緒に着替えた。
その時祐巳は以前から思っていたとても重大な疑問が解決した。
(志摩子さんはやっぱり着やせするタイプなんだね)

着替えた後はいつものようにおしゃべりをして時間を過ごした。
しばらくすると栞が帰ってきたらしく玄関のほうが騒がしくなった。
いつも静かなのに妙だなと思いつつも2人で降りて行った。
するとそこには

「ヤッホー、祐巳ちゃんお邪魔してるよ」

聖がいた。
なぜ?と思いつつも聞いてみることにした。

「聖さま、どうしてこんなところに?」

「ん〜?決まってるじゃん。泊まりに来たの」

「うちに?」

「うん、祐巳ちゃん家に」

知らなかった。

「どうりであの時今日はよろしくって言ってたのですね」

志摩子は何か知っていたようだ。

「志摩子さん知ってたの?」

「いえ、祐巳さんと合流するため図書館に向かっていた時聖さまにお会いしてその時に言われたの」

「むっふっふ〜。実は志摩子が福沢家に泊まるという話を栞から聞いてね
それなら私も〜ってなってね」

台所で料理をしている母を見ると驚いていない。
どうやら知っていたようだ。
ここから聖と栞を加えたお泊り会が始まった。

とはいえいつもの4人組になっただけで
志摩子と同じように着替えを持ってきていた聖も着替え
いつもの座談会が始まった。

時間が経ちみんなで一緒にご飯を食べ(父は嬉しそうだったが祐麒は肩身がせまそうだった)順番にお風呂に入った。
その後トランプでババ抜きをすることになった。
することになったのはいいが

「うわ〜ん」

「あはは、祐巳ちゃん15連敗だね〜。」

祐巳の一人負けが続いていた。

「どうして・・・」

「祐巳ちゃん表情で分かりやすいもんね〜」

「うぐっ。このなんでも喋る表情が恨めしい」

「まさに百面相だね」

不名誉なあだ名を付けられてしまった。

「次祐巳ちゃんに負けたらなんでも言うこと聞いてあげてもいいよ〜ん」

ふざけながらそんなことまで言われてしまった。

「言いましたね」

祐巳が立ち上がり部屋から出ていく。
なにやら階下で父親を呼んでいるようだが。
そうこうしているうちに祐巳が帰ってきた。
サングラスとマスクを装着して。

「これで負けません!」

自信満々に胸を張る祐巳だった。
そして16回戦が始まった。


「負けた・・・。なんで・・・」

もはや心を折られた祐巳がそこにいた。
最後聖と一騎打ちになったが結局負けたのだ。
その姿を見て流石に気まずそうに

「いや〜なんていうか雰囲気でさ分かっちゃうんだよね」

祐巳は表情だけでなく雰囲気も百面相らしい。

「そうだ、人生ゲームをしましょう。祐麒から借りてくるわね」

栞が空気を変えようと立ち上がった。

「そうそう。祐巳さん人生ゲームなら運だから大丈夫よ」

志摩子もフォローを入れていた。


そして今度は人生ゲームがスタートした。
ネガティブになっていた祐巳だが

「やった〜!勝った!勝ったよ!志摩子さん!」

「やったわね、祐巳さん」

勝ったことに嬉しさのあまり志摩子に抱き付いていた。

「祐巳ちゃん勝ったって言っても3位じゃん」

結果は1位栞、2位志摩子、3位祐巳、4位聖であった。

「聖さまに勝てたらそれでいいんです」

「言ってくれるね。しかしことごとく私はついてなかったね」

「日頃の行いじゃないですか」

鬼の首を取ったかの如くここぞとばかりに言う祐巳だった。

「言ってくれるね祐巳ちゃん。そんな娘にはこうだっ・・・ってありゃ」

抱き付こうとしたが避けられた

「ふっふっふ。読めてますよ聖さま」

だんだん思考が似てきたのか行動パターンを読みだした祐巳だった。

「ゆ、祐巳ちゃんに読まれた・・・」

今年一番のショックみたいな感じで倒れこむ聖だった。

その後少しおしゃべりをして今日はお開きになった。
志摩子は祐巳の部屋で、聖は栞の部屋に布団を敷き就寝した。


次の日起きてから朝ご飯を食べ、洗顔を済まし祐巳の部屋に集合した。
予定の勉強会をする為である。

「はぁ〜真面目だね〜みんな」

感心したように聖が言っていたが栞がプリントの束を取り出し

「はい、聖はこれを」

「なにこれ?」

「プリントです」

「見ればわかるけど・・・」

「紅薔薇さまと白薔薇さまの特製のプリントです。休み明けに全部解いて持ってくるようにと」

「えぇっ!!」

「今日中に解いて下さいね」

「そういうのは蓉子に渡せばいいのに」

「もちろん蓉子さまにも行ってもすよ。私がコピーしましたから」

「あの時蓉子に渡してたのはそれだったのか」

薔薇の館で何かあったらしい。

「やってこなかったら罰ゲームらしいですよ」

「くっ!!お姉さまめ」

仕方なく解き始めた聖だった。
祐巳は栞と志摩子に教えてもらいながら順調に勉強できた。
いつも間違えていた引っ掛け問題の解き方は聖に教わった。
意外に教えるのが上手なことにびっくりしたが。


今日一日は予定どうり勉強で終わった。
聖にしてみれば予定外だったようだが。
その後2人を見送りいつもの福沢家が返ってきた。


余談であるがみきがお茶を持ってきたとき聖のプリントを見たのだがみきの記憶では
テストよりはるかに難しい問題が並んでいたらしい。
恐るべし薔薇さまである。



===================================
[あとがき]
祥子との出会いとお泊り会でした。
やっぱり押し倒しは必須です。あとタイじゃないけどリボン直しも。

クマ > 久々のマリみてss、感動しました! (No.77025 2016-07-26 01:03:51)

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