がちゃS・ぷち
[1]前
[2]次
[3]最新リスト
[4]入口へ戻る
ページ下部へ
No.2698
作者:通行人A
[MAIL][HOME]
2008-07-07 21:10:43
萌えた:1
笑った:0
感動だ:6
『危機感』
マリア様のなく頃に
〜狂始め編〜
ひぐらしのなく頃にのクロスシリーズです。
このSSシリーズは乃梨子主役のダークSSです。
暴力的なシーンが含まれます。
苦手な人はご注意ください。
【No:2670】の続編です。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜時始め編〜
第1部【No:2477】→【No:2479】→【No:2481】→【No:2482】→【No:2484】
→【No:2487】→【No:2488】→【No:2490】→【No:2492】→【No:2499】
→【No:2503】→【No:2505】→【No:2506】→【No:2507】
第2部【No:2527】→【No:2544】→【No:2578】→【No:2578】→【No:2587】
→【No:2643】→【No:2648】
第3部【No:2656】→【No:2670】
企画SS
【No:2598】
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第1部 抑えきれない想い
第1章 花寺学院学園祭
第1話 負傷
男が鉈を振り下ろす瞬間私は目を瞑った。
が、いつまでたっても、自分が切られた感じがしない。
代わりに、複数の女性客と思われる
ドラマの死体を発見したときのような大きな悲鳴がし、
私の顔に生暖かい液体が降りかかり、
何かが私に覆いかぶさった。
抱きついてきたといったほうが正確かもしれない。
感じからしておそらく人それも男の、
私の事を庇ってくれているのはわかるが、
それでは、この人が危険だ。
私はその人を私から引き離そうと押すが、
手に生暖かい感じがするだけで、
重くて少しずらすくらいしか出来なかった
その人は崩れ落ちるように横たわった。
私はその人を見た。
そこにいたのは・・・、そこにいたのは・・・・、
背中から大量の血を流して横たわる圭兄の姿、
乃梨子「う・・・・そ・・・」
その時私の視界に、窓ガラスが映った。
その窓ガラスに、光の加減で私の姿が映し出された。
そこには、手や顔はもちろんの事、
全身に圭兄の返り血を浴びたワタシノスガタ
乃梨子「イヤ、イヤ、イヤアアアァァァァ」
そんな私の所に男が来た。
男が圭兄の血で血塗られた鉈を振り上げたとき、
梨花が私と男の間に、割り込んできた。
手にはすぐそこの教室の前に立っていた。
お店ののれん(少し短めの物干し竿に
布に店の名前を書いたものを張ったやつ)を、
まるで棒術の構えのような体勢とる。
男「お前も邪魔するならぶった切るぞ!!」
梨花「・・・・この私が死を恐れるとでも?
幾千もの死の山脈を乗り越えた
この私に恐れるものなどあるものか!!!
圭一をこんな目にあわせて、
私の親友にまで手を出そうとして、
私のほうこそ怒りと憎しみでおかしくなりそうよ
じっくりなぶり●してあげたいけれど時間が無いの、
1分で終わらせるわ。
潰してあげる、おいで鉈男・・・!」
梨花の予告通り、
1分後梨花の足元には、
梨花にやられ、気絶をした鉈男が転がった。
梨花「まさか本当に1分で終わるとは思わなかったわ
弱すぎよ」
私は、梨花に言われるままに止血をした。
誰かが救急車を呼んでくれたらしく、
救急車はすぐに来た。
私と梨花が付き添うこととなって、
一緒に救急車に乗り込んだ。
当然のことながら、花寺学院学園祭は中止となった。
病院に着くと、圭兄は手術室に運ばれた。
出血は多いが命に別状はないが安心は出来ないらしい。
私は、ご家族の連絡先はと聞かれたので、
乃梨子「彼の両親は海外で、
今連絡のとれる血縁者は
千葉にいるうちの母と妹だけです。」
そう言うと、連絡しといてくれと言われた。
【No:2711】へ続く
(コメント)
非魔人 >なんちゅーか、投票のとこに『怖いけど面白い』の意で『怖』があればバンバン投票しやすいんやけどなぁ…(No.16748 2008-07-11 21:57:55)
[6]前
[7]次
[8]最新リスト
[0]入口へ戻る
ページ上部へ